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伝統医学と運動原理で創る「かしこい身体」

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鼻炎HEADLINE

私も副鼻腔炎でした!

鼻の空気が通るところを鼻腔といいますが、周りの骨の中にはそこへつながる空洞があります。これを副鼻腔といいます。ここにも粘膜があって外から入ってきた、ホコリなんかを包んでは鼻腔の方へと運んでいるのです。その通り道が塞がって輸送中の細菌などに感染したものを、副鼻腔炎といいます。

今の仕事に入るまえ始終鼻づまりに苦しめられていた私なんか、なぜそんな面倒な空洞があるのかと思ってました。これは空洞があったほうがアーチ状の空間によって骨の強度が高まり、その上重量も軽くできるし、声がよく響くようになるからです。だからつまっていると声が響かず頭も重く(時には痛く)感じるのですね。

私はこの病気のおかげで今の仕事を選ぶようになったようなものなので、副鼻腔の存在にはその意味でも感謝しています。(ドーデもいい話ですが…)

副鼻腔炎の治療と予防(鼻炎も含みます) 耳鼻科へ行けば感染ということでほとんどの場合抗生物質が投与されます。その是非についてはここでは触れないものとして、東洋医学的な見地からこの病気を考えるとどうなるかについてだけ記します。

「鼻に水がたまっている」ということは、本来どこかに行くべき水が鼻のところに滞っていると考えます。ということは鼻のことを考える前に、水が正しく流れない原因を処理せねばなりません。実は鼻腔にしろ副鼻腔にしろそこに粘液がたまっている場合は、必ず体の他の部分に水がたまって動かなくなっているものなのです。これを伝統医学では、「痰飲」と呼んでいます。そのうちドロドロした物を「痰」とし、さらさらとした薄いものを「飲」として区別します。 この痰飲をさらに分類しどこにあるかを突き止めて排出させることが、我々にとって治療の主眼となります